眼精疲労
眼精疲労の原因は?
- 長時間パソコンやスマホのディスプレイを見ている。
- 寝不足が続いている。
- 度の合わない眼鏡を使用している。
- ドライアイや白内障、緑内障で出ることもある。
眼の構造と働き
眼とは、見る眼球(カメラ)や視覚機能だけで無く、たくさんの器官が協力しながら複雑な働き(自律神経の働き)をして、初めて物体を見ることが出来るのです。
また人間の感覚には五感と言って
- 視覚…目でものを見分け
- 聴覚…耳で聴き分け
- 臭覚…においをかぎ分け
- 味覚…口でかみ分け
- 皮膚感覚…肌で感じ分け
の五つの感覚の事を言います。
我々は、これらの感覚によって外界の状態を認識します。その中でも視覚による情報は重要で、人間が外界を知るための情報の実に80%から90%は視覚に頼っているともいわれています。
眼という器官
眼球内のほとんどの体積を占める硝子体は、たんぱく質でできたゼリーのように柔らかい組織ですが、その体積の99%は水で出来ています。
血管もなく無色透明である性質から、光を通すことに優れており、角膜や水晶体がレンズとなって、入ってきた光を屈折させて網膜に焦点を作ります。しかし、血管が無いという事なら、目の表面のさいぼうはどのようなほうほうでえいようをとるのでしょうか?そこで、眼にとって頼りになる相棒となっているのが『涙』です。涙の主成分は「水」「ムチン層」「油層」殺菌成分として「リゾチーム」PH7.3~7.7の弱アルカリ性
涙は血清(血液から赤血球その他の細胞や凝固因子を除いたもの)で、眼の細胞が必要とする栄養も過不足なく供給することはもとより、血液と同じように殺菌作用もあるので、空気中の細菌やウイルスから眼を保護する役目も担っています。
眼は一回の瞬きでゴミやばい菌を外に押し出す。
涙は、不必要なものを体外へ運び出すことも出来ます。眼の表面は、涙によって酸化や炎症から守られていますが、同時に、ゴミやウイルスなど外からの侵入物が入ってきたり、古い剝がれた細胞が浮遊しています。
それらをいかに排出しているかというと、驚くことに、一瞬の瞬きですべてを完了させているのです。
瞬きは、超高感度カメラで見ると、目尻の方から目頭に向かって閉じられていることが分かります。ちょうどチャックを閉めるようにして水を押し出して行き、最後の目頭にある出口から眼の外に排出しています。
眼と神経・脳の関係
眼は物を見る道具です。左右二つで一つの働きをします。つまり、左右の目で見た微妙にずれている映像情報を電気信号に替え、視神経を通して大脳に伝え、そこで二つの映像を統合して立体的な視覚情報にしています。
眼でものを見るためには、眼球を見たい対象に向ける眼輪筋や、眼に入る光の量を調整する虹彩(カメラの自動絞り)、ピントを合わせるためレンズの厚みを変える毛様体(カメラのオートフォーカス)、そしてそれらを像として結ぶスクリーン役の網膜(カメラのフィルム)、その映像を電気信号に変えて伝える視神経が必要で、いずれも瞬時に行われるため、これらカメラと同じ機能に関与する脳の部分は少なくありません。関与する脳に自律神経は働きかけます。自律神経は、体内のいろいろな臓器、器官の機能を意思にかかわらず調整する神経なのです。
自律神経が乱れて上手に働らくなると体のさまざまな部位に不具合が生じます。PCなど見続けるというストレスにより、自律神経が乱れて、眼精疲労・眼がしょぼしょぼするなどの不具合が発生します。
自律神経を調整することが出来る脳内物質セロトニン活性療法で、脳にアプローチすることにより自然治癒力が活性化し、症状が改善方向へと向いていきます。
痛みから解放され、仕事に子育てに、生き生きとした楽しい人生を過ごしたい人を応援します。
最後までご精読いただき感謝申し上げます。
参照文献 HP…santen目の症状セルフチェック・HP…日本眼科学会病名から調べる・養徳社 陽気7月号 かりもののからだ