外反母趾について
靴が原因で外反母趾に!?
下の写真は、裸足で生活する国の人々の安定した足です。
参照文献『過労性構造体医学』笠原 巌 著
このような人々の足は、足指がしっかり大地をつかんでいます。 足底反射が起きるとこのような足になります。 足裏も手掌と同じように大地をつかむ作用があるのです。
しかし、今の靴社会、生活習慣では、裸足で歩くことはほとんどなく、足底反射を促す歩きをしていません。 子供のころから足裏を保護をし、すぐに成長するから少し大きめの靴を履き、靴がズレ無いように指をそらして靴を支えて歩きます。
すると、足を支える筋肉群のバランスが悪くなり歪みができ、横アーチが開いたり、うきつび、あるいは外反母趾や内反小指へと進みます。
外反母趾や内反小指になると、様々な体の不調を引き起こします⁈
「外反母趾や鉤足はハイヒールなどの靴が原因で起こる」とよく言われ、女性に多いと言われます。
足指は靴の先端にぶつかって
(指さきに向かっての矢印)
過伸展され、これにより中足骨等が低下し、(下向きの黒の矢印)
体重がかかると、足部は靴の傾斜に沿って前方に滑り落ち、踵と足指が近接し、甲高のアーチや外反母趾、鉤足、浮指に移行していきます。
参考文献:ガバンディ関節の生理学
しかし、女性だけのものではなく、実際に子供や男性にも多く見られます。多くは足の横アーチ、縦アーチを形成している足底筋群及び靭帯が緩んでしまうことが原因です。現代社会では、履物は下駄や草履から靴の生活へと変わって来ています。現代社会での生活習慣では、避けて通れない状態ですが、その代償として、外反母趾や浮指(指上げ足)の急増を招いているのが現状のようです。
踵体重が足裏のバランスを崩す
外反母趾や浮指(指上げ足)の人々は、重心が踵体重になり足部の不安定を招き、歩行時の衝撃を緩和するという緩衝器としての機能低下が起こります。
私たちは、毎日毎日歩き、走る時もあり、その度に踵からの衝撃が続けば、どうなるでしょうか? 例えば車、タイヤの空気圧が1本のみ少し減っていたとします。走れることには違いありませんが、ドアに歪が来たり、固定しているナットなどが緩んだりしないでしょうか? 私たち人間も同じです。!!
私達の足裏に異常があれば、まるで地震の上に居るように!!歩くたびに踵からの衝撃が、膝、腰、首に伝わります。最初は影響は少ないかもしれませんが、1年経ち、5年経ち、10年経つと、毎日毎日の累積のエネルギーは莫大なものになります。骨格を支えている筋肉は支えきれなくなり,骨格に歪が出てきます!!そして神経圧迫を起こして、自律神経バランス崩して、ひざ痛や腰痛、肩こりなどが起こってきます。
その解決方法は?
村上整体療院では、解決方法としてカサハラ式足裏バランステーピング法で対応しています。あなたの悩みにお答えさせて頂きます。