モートン病について

足の第3指、4指の付け根の痛み

モートン病痛み箇所

これは中足骨骨頭通とも呼ばれる病名で、足裏の3指、4指の付け根の部分に灼熱感、ほてりを伴った痛みや棘か針でも刺さっているような「チクチク」「ピリピリ」した痛みと違和感があり、人によっては表現はさまざまであります。タコまたは皮膚が分厚くなっている人は、分かりづらいのが特徴でもあります。痛みがひどい人は疲労骨折まで進行している場合が多いです。エックス線像には異常が現れにくいので、触診(上下から指で強くつまむ)で損傷の程度を確認します。

疲労骨折

靴社会から始まった足裏の異常

外反母趾や浮指の人に多く見られます。このような方々は、つまずかないように無意識のうちの指上げ歩きをして、指の付け根を地面に過剰に繰り返し打ち続けてしまうために起こる。パンプスなど靴の中では、足先がZ字形となり、上下から圧迫される格好で収まっているため、中足骨の骨頭部分(赤く塗った所)がクッション無しに地面に打ち付けられ、歩くことにより一日に何万回も繰り返し打ち付けられます。そして骨頭部分の骨が破壊されたり変形して棘のようになり、歩く度に神経を圧迫し、様々な症状を起こしています。

悪化させてしまった場合のみ疲労骨折としてエックス線像に異常が現れます。初期、中期の変形や損傷は見落としてしまう場合があるので要注意です。

損傷した軟部組織や骨組織を安静に保つ為に晒で固定し、外反母趾テーピングで施術することにより回復が図れます。治療期間として4∼5週間程時間が必要です。